Ranking Lab ― 計測する編集室
編集リサーチ・ランキング

ご当地ラーメンランキング
― 25件を採点し、8件は担い手も提供店の公表も見つかりませんでした

ラーメンは味を点にできません。食べログの点数も、行列の長さも、投票も、この記事が評価軸に使わないと決めているものです。
そこで、丼の中身ではなく「ご当地」の側を測ることにしました。「ご当地ラーメン」を名乗るのは自由ですが、その名前を誰が、どんな言葉で支えているかは公表資料で確かめられます。組合が麺の加水量を決めているのか。自治体が名指しでページを持っているのか。始まりの年を資料で特定できるのか。どれも、開いて読めるページに書いてある(か、書いていない)ことです。
調べて分かったのは、「ご当地ラーメン」の大半は制度の外にあるということでした。特許庁の地域団体商標は全798件ありますが、この記事の25件と名前が一致するのは4件だけ。農林水産省「うちの郷土料理」の1,259件と一致するのは2件だけです。喜多方も佐野も博多も札幌も、どちらの一覧にもありません。
順位は25件すべてにつけました。ただし、その名を掲げる担い手も、その名を掲げた提供店の公表も見つからなかった名前が8件あります。この8件の順位が低いのは、調べたら劣っていたからではなく、調べても何も出てこなかったからです。その区別は順位の数字には出ないので、記事の後半にその8つを名指しした表を置き、各カードにも書いています。そこに並ぶのは博多・札幌を含む、よく知られた名前ばかりでした。公表が両方とも見つからない件どうしは、この物差しでは区別がつきません。実際に完全同点の組が2組出ています(京都ラーメン・札幌ラーメン と 広島ラーメン・東京ラーメン)。同点を割るための材料を新しく持ち込まないと決めたので、順位の上下に意味はありません。
総合1位は勝浦タンタンメン(8.30)、2位米沢ラーメン(7.96)、3位喜多方ラーメン(7.91)。6つの物差しのどれにも何かしらの公表が見つかったのは、勝浦タンタンメンと笠岡ラーメンの2件だけでした。

このランキングの作り方(方法論)

「いちばんのご当地ラーメンはどこか」を一言で決めないために、6つの独立した評価軸に分けて重みを付けて合成しました(total = Σ(軸点×重み)/100)。味の評価・口コミ・点数・行列・投票・売上・知名度は評価軸に含めていません。母集団を決めた「いくつの一覧に載るか」も、順位には一切使っていません。各軸の点は、公表資料を読んで0〜3の段に分け、軸点=1+3×段(1/4/7/10)という決め打ちの式で機械的に出しています(編集者が0〜10点を主観で付けているのではありません)。段の刻み方は各軸の説明にあるとおりで、1件ずつの判断とその根拠の引用は derivation に残してあります。同じ段のなかでだけ、担い手は発足の古さ、提供店は名簿の厚さで並べ替えていますが、その幅は段の差より小さく設定してあるので、並べ替えで段をまたぐことはありません。事実の抽出では、事実1件につき出典本文からの逐語引用を義務づけ、その引用が保存済みページに実在することを機械検査したうえで、全出典URLを筆者自身が取り直して引用が再現するかを確かめています。さらにカード本文に出る算用数字が、すべて逐語引用か台帳の値に辿れることを機械検査してから公開しています。

評価軸内容重み
定義の明文性麺・スープ・具の要件が、担い手か自治体の文章として公表されているか(数値を含む規格なら最上段)22%
担い手の実在その名を掲げる団体が実在し、発足の年まで公表されているか19%
提供店の公表その名を掲げた提供店が、名簿・件数・概数のどの強さで公表されているか18%
名前の保護特許庁の地域団体商標、または農林水産省「うちの郷土料理」に同名で載っているか15%
自治体の関与自治体本体が主題のページを持つか、外郭(観光協会・観光連盟)どまりか14%
起源の特定始まりの年と発祥の店を、公表資料で特定できるか12%
正規化ルール
味・口コミ・点数・行列・投票・知名度は評価軸に含めない。母集団への掲載数も順位に使わない(母集団を決めるためだけに使う)。「一覧に無い」を「存在しない」と読み替えない。『名前の保護』の最低段は「この2つの一覧に無い」という意味であって、「商標が無い」ではない。通常の商標や、団体・自治体が持つ別の権利までは調べていない。「読めなかった」と「無かった」を分ける。徳島・尾道・笠岡の空欄は、資料が無いのではなく、この環境から資料に届かなかったことによる空欄で、カードにそう書いてある。出典の種別で段が変わる。私営の博物館は『起源』軸にだけ使い、国のページは『名前の保護』では数えても『自治体の関与』には数えない。1施設のテナント一覧や単発イベントの参加店は、提供店の名簿として数えない。「◯選」の特集記事も名簿として数えない——編集が選んだ店であって、その名を掲げる店が機械的に並ぶ一覧ではないからである。公表されているとは、そのページを開いた人に見えていることを指す。HTMLのコメントに入っていて画面に出ない掲載は数えない(実際に1件、コメントの中の店を数えていた誤りを見つけて直した)。
対象・単位
母集団は5つの一覧のうち2つ以上に載るご当地ラーメン。結果 25件。リストは①新横浜ラーメン博物館「全国ご当地ラーメン」(19件)②特許庁「地域団体商標登録案件一覧」の登録全件(798件)③農林水産省「うちの郷土料理」の登録料理名(1,259件)④日本語版ウィキペディア Category:ご当地ラーメン 配下の独立記事(174件)⑤英語版ウィキペディア Ramen の Regional variations 節の太字項目(8件)。名寄せ後のユニーク数は2,203で、うち2つ以上に載るのが25件。5つ全部に載る名前は無い。最多は和歌山ラーメンの4つ。単位=件で、1つのご当地名=1エントリ。編集による人選をしていない。25件すべてに順位をつけた。そのうえで、その名を掲げる担い手も、その名を掲げた提供店の公表も見つからなかった8件には印を付け、記事の後半で名指しする。この印は自前の点数の閾値ではなく、1件ずつ逐語引用で確かめられる。印の付いた件の順位が低いのは「劣っていた」ではなく「何も出てこなかった」という意味で、その区別は順位の数字には出ない。だから表と各カードの文章で書いている。完全同点は同点のまま出す。同点を割るために掲載一覧の数(知名度の代理になる)や起源の年(軸のすり替えになる)を持ち込まない。
データソース
すべて団体・自治体・国の公表資料。母集団は上記5つの一覧で、軸の材料は各ご当地名の団体・自治体の公式ページから採った(25件ぶんを自分で取得して保存)。グルメメディア・まとめサイト・口コミサイト・個人ブログは使っていない。日本語版ウィキペディアは出典ではなく手がかりとして使い、組合名・自治体名・年の候補を拾ったうえで、点は必ず一次資料まで降りて付けている。事実1件ごとに出典本文からの逐語引用を付け、引用が元ページの部分文字列であることを機械検査した(全25ファイル・事実の全件が一致・不一致0)。そのうえで全出典URLを筆者自身がもう一度取得し直し、引用が再現することを確かめた。提供店の名簿は担当の報告する数を採らず、保存したページから筆者が数え直している。この数え直しで、担当の報告と食い違う件が実際に出た。発足年は、資料が和暦で書いているものを西暦へ換算して並べている(昭和・平成の表記は引用のなかにそのまま残してある)。
集計日 / 主観性
2026-08-10。定義の明文性を最も重く(22)、起源の特定を最も軽く(12)したのは編集判断で、理由は限界の節に書いた。1位勝浦タンタンメン(8.30)と2位米沢ラーメン(7.96)の差は0.34で、上位は僅差である。公表資料は書き換わる。本稿の点は取得時点の公表内容から計算している。
評価レンズを切り替える ― 重みを変えると順位が動きます(同じ証拠・同じ採点で再計算)

総合ランキング

★ 初回集計(First Edition)

通説に対する発見

「日本三大ラーメン」と呼ばれる3つは、喜多方ラーメン3位・博多ラーメン19位・札幌ラーメン21位に割れました。喜多方市自身が公式サイトに「喜多方ラーメンは、いまや全国にその名を知られ、札幌、博多とともに日本三大ラーメンとも言われています」と書いています。その札幌と博多は、名を掲げる担い手も、名を掲げた提供店の公表も見つかりませんでした。知られていることと、名前が文書に支えられていることは別だ——それがこの記事の中心にある発見です。
名前を守る制度に載っているのは、25件のうち4件だけです。特許庁の地域団体商標798件と名前が一致するのがその4件(勝浦タンタンメン1位/米沢ラーメン2位/笠岡ラーメン4位/和歌山ラーメン9位)で、農林水産省「うちの郷土料理」1,259件と一致するのは2件。『名前の保護』が最低段だったのは19件で、喜多方も佐野も博多も札幌もそこに入ります。
麺の作り方に数値の要件を持つのは、25件のうち1件だけでした。米沢ラーメンの組合が加水量の下限を定めており、規格に沿った麺にだけ組合のシールが貼られます。ほかは要件の文章まで、あるいは特徴の紹介までです。1件しか無いこと自体が、この軸の答えになっています。
6つの物差しのどれにも何かしらの公表が見つかったのは、2件だけです。勝浦タンタンメン・笠岡ラーメン。総合1位はここから出ました。上位は「1つの軸で突出した名前」ではなく、どの軸にも何かしらの公表がある名前です。
起源が最上段なのに、ほかの5軸がすべて最低段という名前があります。東京ラーメンは年(明治43年)と店(淺草 來々軒)の両方が資料で特定できるのに、定義も担い手も提供店も名前の保護も自治体の扱いも見つからず、24位でした。起源が最上段なのは9件あり、そのうち担い手も提供店の公表も見つからなかったのは博多ラーメン・尾道ラーメン・東京ラーメンです。記録された歴史は、名前がいま維持されていることの証拠になりません。『起源の特定』の重みを12と最も軽くしたのは、この一件を見たからです。
レンズは2本しか張れませんでした。重みを1つの軸に寄せても、勝浦タンタンメンか米沢ラーメンか喜多方ラーメンのいずれかが1位に戻ってしまうからです。『自治体の関与』に寄せると1位は替わりますが、替わった先が『定義の明文性』の王者と同じ米沢ラーメンになるため、別の景色になりません。

重みを変えると変わる景色(サブビュー)

レンズ1位大きく動く対象見え方
総合バランス(デフォルト)勝浦タンタンメン 8.30米沢ラーメン(2位・7.96)とは0.34差/喜多方ラーメン(3位・7.91)が続く6軸バランスでご当地の支えられ方を測る
定義重視で見る米沢ラーメン 9.02台湾ラーメンが14→7位(5.56)/鍋焼きラーメンが11→6位(6.28)要件が文章になっているか
担い手重視で見る喜多方ラーメン 8.99旭川ラーメンが10→6位(7.64)/徳島ラーメンが16→12位(4.00)名を掲げる団体と発足年

担い手も、提供店の公表も見つからなかった8つの名前

母集団の一覧には載りながら、その名を掲げる担い手も、その名を掲げた提供店の公表も見つからなかった名前です。順位はついていますが、その低さは「調べたら劣っていた」ではなく「調べても何も出てこなかった」という意味です。ここに知られた名前が並ぶこと自体が、この記事の言いたいことでもあります。最下位の横浜ラーメンは、6つの物差しがすべて最低段でした。

この表のなかに、完全同点の組が2組あります(京都ラーメン・札幌ラーメン と 広島ラーメン・東京ラーメン)。公表が両方とも見つからない件どうしは、この物差しでは区別がつきません。同点を割るために新しい材料を持ち込まないと決めたので、表示の上下は名前の順で、順位の数字の差には意味がありません。

名前一覧掲載載った一覧公表されているもの/いないもの
函館ラーメン 総合18位2/5ラーメン博物館/日本語版ウィキペディア見つからなかったのは担い手の実在・提供店の公表・名前の保護。公表が見つかったのは定義の明文性・自治体の関与・起源の特定。引用: 「函館の塩ラーメンの美味しさの特徴は、まず何といっても、すっきりと透明なスープにあります。さっぱりとしているうちに、深い旨みが潜んでいて、スープだけ一口、一口味わっていくうちに…」[23]
博多ラーメン 総合19位3/5ラーメン博物館/日本語版ウィキペディア/英語版ウィキペディア見つからなかったのは担い手の実在・提供店の公表・名前の保護。公表が見つかったのは定義の明文性・自治体の関与・起源の特定。引用: 「ご当地ラーメンブームもあり、福岡市内では博多地区に限らず「博多ラーメン」を名乗る店が増加。福岡の白濁した豚骨スープにストレートの細麺が、広義の「博多ラーメン」…」[24]
京都ラーメン 総合20位2/5ラーメン博物館/日本語版ウィキペディア見つからなかったのは担い手の実在・提供店の公表・名前の保護。公表が見つかったのは定義の明文性・自治体の関与・起源の特定。引用: 「札幌なら味噌ラーメン、福岡なら豚骨ラーメンといったように「京都ラーメン=〇〇」と定義ができないほど多種多様な味わいと歴史を持っている、それが京都ラーメンの特徴だからです。それでは…」[25]
札幌ラーメン 総合21位3/5ラーメン博物館/日本語版ウィキペディア/英語版ウィキペディア見つからなかったのは担い手の実在・提供店の公表・名前の保護。公表が見つかったのは定義の明文性・自治体の関与・起源の特定。引用: 「札幌ラーメンは多種多様なスタイル 札幌ラーメンの基本スタイルは、豚骨と野菜ベースのだし、黄色い中太ちぢれ麺。札幌といえば味噌ラーメンのイメージですが…」[26]
尾道ラーメン 総合22位2/5ラーメン博物館/日本語版ウィキペディア見つからなかったのは担い手の実在・提供店の公表・名前の保護。公表が見つかったのは定義の明文性・自治体の関与・起源の特定。引用: 「現在の尾道ラーメンの特徴が、 魚介類でとったスープに豚の背脂をたっぷり浮かべるスープです。麺は中細で平打ちのものが多く使われています。具はネギ、チャーシュー*…」[27]
広島ラーメン 総合23位2/5ラーメン博物館/日本語版ウィキペディア見つからなかったのは担い手の実在・提供店の公表・名前の保護・起源の特定。公表が見つかったのは定義の明文性・自治体の関与。引用: 「昔懐かしい広島の屋台の味 戦後から愛される中華そば(広島ラーメン)。やさしいとんこつ醤油スープにシャキっとした中細の麺で老若男女に愛されるラーメン。麺は常温で日持ちする「生麺」…」[28]
東京ラーメン 総合24位3/5ラーメン博物館/日本語版ウィキペディア/英語版ウィキペディア見つからなかったのは定義の明文性・担い手の実在・提供店の公表・名前の保護・自治体の関与。公表が見つかったのは起源の特定。[29]
横浜ラーメン 総合25位3/5ラーメン博物館/日本語版ウィキペディア/英語版ウィキペディア見つからなかったのは定義の明文性・担い手の実在・提供店の公表・名前の保護・自治体の関与・起源の特定。[30]

議論の余地・限界

25件を1つの表に並べたこと自体が、本稿最大の編集判断です。当初は、担い手か提供店の公表のどちらかが確認できた名前にだけ順位をつけ、残る8件には順位をつけない設計にしていました。測る材料が無いものに順位という数字を付けると、「調べたが低かった」と「調べても何も出てこなかった」が同じ顔になる——それを避けるためです。最終的に全件に順位をつけるほうを選びましたが、その危うさは消えていません。横浜ラーメンが最下位なのは、この物差しで測ったら劣っていたからではなく、どの物差しにも公表が見つからなかったからです。区別は順位の数字に出ないので、8件を名指しした表を後半に置き、各カードにも書きました。読者にお願いしたいのは、下位の順位を「まずい」「価値が低い」と読まないことです。
完全同点が2組出ています(京都ラーメン・札幌ラーメン と 広島ラーメン・東京ラーメン)。公表が両方とも見つからない件どうしは、この物差しでは区別がつきません。京都と札幌にいたっては6軸すべての点が一致しており、どの重み付けでも、どのレンズでも割れません。順位を割るには掲載一覧の数か起源の年を持ち込むしかありませんが、前者は知名度の代理になり、後者は軸を「特定できているか」から「どちらが古いか」へすり替えます。どちらもしないと決めたので、同点は同点のまま出しています。表示の上下は名前の順で、順位の数字の差には意味がありません。
母集団の19件が、一つの博物館の一覧から来ています。25件のうち19件は新横浜ラーメン博物館の「全国ご当地ラーメン」由来で、同館が何を載せ何を載せなかったかが、そのまま本稿の視野になっています。2つ以上の一覧という規則で人選を排したつもりでも、一覧の層が薄ければ規則は効きません。文化庁「100年フード」を6つ目の一覧にしようとしましたが、公式サイトがこの環境から開けず(実ブラウザでも到達できませんでした)、断念しています。
軸を2本、材料を見てから刻み直しました。黙って直すと調整に見えるので書いておきます。『提供店の公表』は当初「名簿に載っている店の数」を点にする設計でしたが、実数を数えられたのが数件だけで、軸が大きい産地への加点に化けます。そこで「公表の仕方の強さ」の段に改め、実数はカードの文章へ回しました。『自治体の関与』は当初の刻み方だと25件の大半が最上段に来て軸が判別力を失ったので、段に自治体本体か外郭(観光協会・観光連盟)かを織り込みました。
『自治体の関与』を「公的機関」まで広げませんでした。尾道ラーメンは政府広報オンライン(内閣府)に載っているので、軸を広げれば尾道に点が入ります。ですがそれは点を動かして結論を作ることになる。軸は「自治体」のまま据え置き、国のページはカードの文章で別に書きました。
ちゃんぽんだけ、提供店を数える規則がゆるく当たっています。この名前は料理名だけでできていて、地名を含みません。そのため、長崎市が「ちゃんぽん・皿うどん」という料理名のカテゴリで店を括ると、それがそのままこの名前の一覧として当たってしまいます。ほかの名前では「◯◯ラーメン」と名を掲げた一覧であることを求めており、実際に札幌・横浜・函館・米沢はジャンル名が「ラーメン」どまりなので数えていません。規則を緩めると札幌や横浜も同じ理屈で拾えてしまい記事の骨が崩れるので、規則は動かさず、ここに書いて開示します。
「読めなかった」と「無かった」は別です。徳島の組合の設立年と加盟店数は、報じた新聞記事の有料部分にあって読めません(組合そのものの公式サイトは、いまはこの環境から名前解決すらできません)。笠岡市本体のページは県民局のサイトごと機械では読めず、尾道観光協会は実ブラウザでも拒否されました。これらの空欄は到達できなかったことによる空欄で、資料が無いという意味ではありません。
公表が厚いかどうかは、その土地の熱心さだけでなく、その土地の役所や団体がどれだけ書類を作る習慣を持っているかでも決まります。本稿の順位は「良いご当地ラーメン」の順ではなく、「書類が多いご当地ラーメン」の順になっている面があります。軸の刻み方(自治体本体か外郭か、名簿か概数か)でその偏りを抑えてはいますが、完全には切り離せていません。
味は測っていません。この順位は「おいしさの順」ではなく「ご当地としての支えられ方の順」です。

関連

出典

  1. 母集団①。新横浜ラーメン博物館「全国ご当地ラーメン」の一覧。ここに載る19件を1つ目のリストとした。同館は私営のテーマパークで、本稿はこの一覧を母集団づくりと『起源』軸にだけ使い、自治体・団体の資料と同格には扱っていない。 https://www.raumen.co.jp/rapedia/study_japan/
  2. 母集団②・『名前の保護』軸の材料。特許庁「地域団体商標登録案件一覧」の登録全件(登録798件。同名の登録があるため、重複を除いた商標名は782件)。名前にラーメンを含むものへ絞らず、登録名を全部渡して名寄せ側で突き合わせた(絞ると勝浦タンタンメンとサンマーメンを落とす)。 https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/chidan/chiiki_team_list.html
  3. 母集団③・『名前の保護』軸の材料。農林水産省「うちの郷土料理」の登録料理名(47都道府県・1,259件)。本稿の母集団と名前が一致するのはちゃんぽんとサンマーメンの2件だけで、北海道の登録は地名を含まない「ラーメン」である。 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/
  4. 母集団④。日本語版ウィキペディア Category:ご当地ラーメン 配下の独立記事(174件)。MediaWiki API でカテゴリを再帰的に辿った。**ウィキペディアは出典ではなく手がかりとして使い**、軸の点は必ず団体・自治体の公表資料まで降りて付けている。 https://ja.wikipedia.org/w/api.php
  5. 母集団⑤。英語版ウィキペディア Ramen の Regional variations 節で太字になっている項目(8件)。太字が地名のことがあるため、本文が名指ししている様式へ寄せた1件(Nagoya→台湾ラーメン)だけは理由ごと derivation の表に残した。 https://en.wikipedia.org/wiki/Ramen
  6. 勝浦タンタンメンの採点に使った材料は、勝浦タンタンメン企業組合/(一社)勝浦市観光協会/千葉県公式観光サイト ちば観光ナビ/勝浦タンタンメン企業組合監修 公式通販サイト/一般社団法人勝浦市観光協会。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://katsutan.jp/ https://maruchiba.jp/gourmet/feature/detail_148.html https://shop.katsuura-tantanmen.com/pages/locations https://www.katsuura-kankou.net/eat/ https://info.gbiz.go.jp/hojin/ichiran?hojinBango=7040005016683
  7. 米沢ラーメンの採点に使った材料は、米沢市(企画調整部魅力推進課)/協同組合 米沢伍麺会。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.city.yonezawa.yamagata.jp/promotion/gourmet/others/9255.html https://yonezawa-ramen.org/yonezawa-gomenkai/ https://yonezawa-ramen.org/yonezawa-ramen/ https://yonezawa-ramen.org/member/
  8. 喜多方ラーメンの採点に使った材料は、喜多方市(商工観光課)/協同組合蔵のまち喜多方老麺会。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.city.kitakata.fukushima.jp/soshiki/syoukan/823.html http://www.ramenkai.com/ http://www.ramenkai.com/about/ http://www.ramenkai.com/list/ http://www.ramenkai.com/association/
  9. 笠岡ラーメンの採点に使った材料は、「ラーメンのまち笠岡全国展開プロジェクト」推進委員会(笠岡商工会議所)/一般社団法人笠岡市観光協会/笠岡商工会議所/独立行政法人 工業所有権情報・研修館(経済産業省 特許庁)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 http://www.kasaoka-ramen.jp/ https://www.kasaoka-kankou.jp/ramen https://kasaokacci.jp/news/%E3%80%8C%E7%AC%A0%E5%B2%A1%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%80%8D%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E5%9B%A3%E4%BD%93%E5%95%86%E6%A8%99%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%EF%BC%88%E5%9C%B0%E5%9B%A3%E3%82%AB%E3%83%BC/ https://www.inpit.go.jp/chidan/chidan-card/6181945.html https://ab.jcci.or.jp/article/125990/ https://www.kasaoka-kankou.jp/news/10031
  10. ちゃんぽんの採点に使った材料は、農林水産省/全国ご当地ちゃんぽん連絡協議会/長崎市/長崎市(サイト末尾の著作権表示は Copyright(C) NAGASAKI CITY)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/nagasaki.html https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/46_8_nagasaki.html https://www.facebook.com/welovechampong/ https://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/hakken0310/index.html https://www.at-nagasaki.jp/gourmet/wp-content/themes/bloom_tcd053-child/data.js
  11. サンマーメンの採点に使った材料は、農林水産省/かながわサンマー麺の会(神奈川県中華料理業生活衛生同業組合)/神奈川県中華料理業生活衛生同業組合/かながわサンマー麺の会。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/kanagawa.html https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/35_16_kanagawa.html https://sannma-men.com/ https://sannma-men.com/union-overview.html https://sannma-men.com/company-list.html https://sannma-men.com/origin.html https://sannma-men.com/yokohama-south.html https://sannma-men.com/yokohama-north.html https://sannma-men.com/kawasaki-east.html https://sannma-men.com/kawasaki-west.html https://sannma-men.com/yokosuka-syonan.html https://sannma-men.com/kanagawa-nw.html
  12. 佐野ラーメンの採点に使った材料は、佐野市(総合政策部広報ブランド推進課)/佐野らーめん会。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.city.sano.lg.jp/soshikiichiran/sougou/toshibrandsuishin/gyomuannai/koho/meibutsu/5152.html https://sanoramenkai.jp/ https://sanoramenkai.jp/category/center/ https://sanoramenkai.jp/category/east/ https://sanoramenkai.jp/category/north/ https://sanoramenkai.jp/category/south/ https://sanoramenkai.jp/category/west/ https://sanoramenkai.jp/category/east/page/2/ https://sanoramenkai.jp/category/south/page/2/ https://sanoramenkai.jp/category/west/page/2/
  13. 久留米ラーメンの採点に使った材料は、公益財団法人 久留米観光コンベンション国際交流協会/公益財団法人 久留米観光コンベンション国際交流協会(©表記にKurume Cityも併記)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://welcome-kurume.com/fruits/knows/detail/ee641f75-838c-4610-9844-5faabd16099b https://welcome-kurume.com/enjoys/gourmet/foods_01.html https://welcome-kurume.com/enjoys/gourmet/search/?genre_id%5B%5D=g20
  14. 和歌山ラーメンの採点に使った材料は、和歌山県公式観光サイト(公益社団法人和歌山県観光連盟)/全国製麺協同組合連合会(全麺連)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.wakayama-kanko.or.jp/features/detail_616.html https://zenmenren.or.jp/about/officer.html
  15. 旭川ラーメンの採点に使った材料は、旭川市(観光スポーツ・シティプロモーション部観光・プロモーション課)/あさひかわラーメン村(施設運営組織)/ラーメンの会・旭川。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kankou/2100/d000000a.html http://www.ramenmura.com/ https://ramennokai-asahikawa.com/ https://ramennokai-asahikawa.com/ichiran.php https://ramennokai-asahikawa.com/gaiyo.php
  16. 鍋焼きラーメンの採点に使った材料は、須崎市(文化スポーツ・観光課)/須崎市観光協会。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.city.susaki.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=177 https://www.city.susaki.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=178 https://www.city.susaki.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=176 https://sta2020.com/susaki_gourmet/nabeyaki_ra-men/
  17. 熊本ラーメンの採点に使った材料は、熊本県観光連盟(Kumamoto Prefecture Tourist Federation)/熊本市(熊本市観光ガイド/観光政策課)/熊本市(熊本市観光ガイド)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://kumamoto.guide/brand/foods/foods_01.html https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/258 https://kumamoto.guide/look/detail/22 https://kumamoto-guide.jp/ramen_navi/search
  18. 高山ラーメンの採点に使った材料は、岐阜県観光公式サイト「岐阜の旅ガイド」/【公式】飛騨高山旅ガイド(.or.jp=観光協会系公式サイト)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.kankou-gifu.jp/blog/detail_224.html https://www.hidatakayama.or.jp/special/detail_467.html
  19. 台湾ラーメンの採点に使った材料は、名古屋市観光情報「名古屋コンシェルジュ」/nippon.com(一般財団法人ニッポンドットコム)/なごやめし普及促進協議会。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.nagoya-info.jp/gourmet/digest/ https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c09803/ https://nagoya-meshi.jp/cms/wp-content/themes/nagoyameshi/nagoyameshi/item10.html https://nagoya-meshi.jp/cms/
  20. 鹿児島ラーメンの採点に使った材料は、公益社団法人鹿児島県観光連盟/公益財団法人 鹿児島観光コンベンション協会。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.kagoshima-kankou.com/gourmet/noodles/top https://www.kagoshima-yokanavi.jp/article/ramennoodle2 https://www.kagoshima-yokanavi.jp/gourmet?rtc%5B%5D=24&rtd=&q=&lat=&lng=&st=&vw=tile
  21. 徳島ラーメンの採点に使った材料は、徳島県観光情報サイト阿波ナビ/徳島市(にぎわい交流課)=徳島市公式観光サイト「Fun!Fun!とくしま」/徳島県ラーメン業協同組合/徳島新聞社。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.awanavi.jp/archives/topics/65670 https://funfun-tokushima.jp/enjoy/special/rahmen/ https://www.tokushima-ramen.or.jp/ https://www.topics.or.jp/articles/-/1309008
  22. 白河ラーメンの採点に使った材料は、白河市(観光課)/ふくしま県南観光推進協議会(しらかわエリアナビ)/公益財団法人 白河観光物産協会(主催)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.city.shirakawa.fukushima.jp/page/page001508.html https://shirakawa-area-navi.jp/highlight.php?mode=detail&code=115 https://sjjc.jp/ramenstamp/shoplist
  23. 函館ラーメンの採点に使った材料は、函館市公式観光情報 はこぶら(函館市)/函館麵類飲食業組合。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.hakobura.jp/features/27 https://www.hakomenin.com/
  24. 博多ラーメンの採点に使った材料は、福岡県観光連盟(Fukuoka Prefecture Tourism Association)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.crossroadfukuoka.jp/feature/noodles
  25. 京都ラーメンの採点に使った材料は、公益社団法人京都市観光協会(京都観光Naviぷらす)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://plus.kyoto.travel/entry/food-culture-ramen
  26. 札幌ラーメンの採点に使った材料は、札幌観光協会(監修:北海道製麺協同組合)/北海道遺産構想推進協議会(問合せ先:北海道製麺協同組合)。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.sapporo.travel/sp/sapporo-ramen/ http://www.hokkaidoisan.org/hokkaido_ramen.html
  27. 尾道ラーメンの採点に使った材料は、内閣府 政府広報オンライン(HIGHLIGHTING Japan)/尾道市。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.gov-online.go.jp/hlj/ja/november_2024/november_2024-03.html https://www.city.onomichi.hiroshima.jp/soshiki/25/28926.html https://www.city.onomichi.hiroshima.jp/site/onohug/14309.html
  28. 広島ラーメンの採点に使った材料は、広島市(経済観光局産業振興部地域産業振興課)「ザ・広島ブランド」認定特産品一覧。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.city.hiroshima.lg.jp/hiroshima-brand/tokusan/1026502/1026504/1014737.html
  29. 東京ラーメンの採点に使った材料は、新横浜ラーメン博物館。カードの「」はいずれもこれらのページからの逐語引用で、引用が元ページの本文に在ることを機械検査している。 https://www.raumen.co.jp/shop/rairaiken.html
  30. 横浜ラーメンの材料。**この名前を名指しで扱う公表資料が1件も取れなかった。**探した先と、見つからなかった理由は derivation/facts/ に記録してある。
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